お知らせ
【組織開発方針】挑戦する組織を目指して 〜NPO法人 Red Look、コーチング文化を全面導入〜
海外挑戦とスキル支援を軸とするNPO法人 Red Lookが、2025年度より組織開発にコーチングを全面導入。スタッフ自身が挑戦者として成長する「挑戦する組織」への変革を発表。
文:NPO法人 Red Look公開:
目次
コーチング
【組織開発方針】「挑戦する組織」を目指す為、コーチング要素の取り入れを全面化 | NPO 法人 Red Look
〜コーチング文化で生み出す、海外挑戦とスキル支援の好循環〜
はじめに
私たち NPO 法人 Red Look は、日本人の海外挑戦支援と、外国人の日本就職・キャリア支援を行っています。「スキルで、世界と繋げる(Making World Connection With Skills)」をスローガンに掲げ、『皆が海外挑戦できる社会』の実現を目指しています。多くの方が海外で様々な経験を積み、その後の人生を豊かにできるよう、日々活動を続けています。
この活動を支える中核、Red Look の活動の中心には、「海外挑戦」と「スキル支援」という 2 つの軸があり、その両方を支えるには、Red Look のスタッフ自身が”海外挑戦者”である必要があります。
人に何かを伝え、教える立場にあるからこそ、「挑戦する個人」を支える仕組みと、「挑戦する組織」を育む組織文化を構築すべきと当法人の人事・組織開発チームで話し合っていました。
そこで、NPO 法人 Red Look の人事・組織開発担当者と話し合い、2025 年 10 月より組織開発に“コーチング要素”を全面的に取り入れる方針を打ち出しました。
スタッフ一人ひとりが「自分の軸」を持ち、自らの強みと想いを活かして、海外挑戦における社会問題・課題解決に貢献できる組織にしていきます。
なぜコーチングを取り入れるのか

改めて、Red Look の活動の根幹には、「海外挑戦」と「スキル支援」という 2 つの軸があります。そして、この両軸を力強く支えるには、メンバー自身が“挑戦者”であることが不可欠です。
では、その実現のために「コーチング」とはどのような役割を果たすのでしょうか。
そもそも、コーチングとは、受ける人の中にある本音や価値観を引き出す対話の技術です。日本だとあまり馴染みがないかもしれませんが、海外ではコーチング市場が急速に拡大しています。例として、キャリアコーチングが 2032 年までに 68 億米ドル(1 兆 200 億円※)ライフコーチングが 2029 年までに 52.8 億米ドル(792 億円※)、リーダーシップ開発コーチングが 2032 年までに 2060.8 億米ドル(30 兆 9,120 億円※)に達すると予測されています。(※1$=150 円で換算)
NPO 法人 Red Look は、約 2 年半のコミュニティ活動の中で、約 1 年前(2024 年 9 月頃)から既にコーチング要素を試験的に取り入れてきました。その効果は、当時のスタッフ自身が確かな手応えとして実感しており、スタッフのみならず、外部からも高い評価を得ています。

本音や価値観を引き出すコーチング要素を内部に取り入れる目的は、各スタッフ自身の目標や「やりたいこと」を言語化し、自らの意思で行動できる状態をつくることです。そもそも、海外挑戦者を支援する私たちが、組織の内側で挑戦者として存在していなければ、活動に説得力は生まれませんし、質の高い支援も難しいでしょう。
この課題を解消するために目を向けたのが、各スタッフ自身のマインド、すなわち「自分軸」の確立です。Red Look では、“自分軸”を「自分の価値観、目標、感情が一致した状態」と定義しています。この“軸の一致”は、本心と行動が伴っている状態であり、人の行動エネルギーを最も高めると認知科学では考えられています。
スタッフの「強み」や「やりたいこと」を特定する作業は、この「自分軸」を明確にするための具体的な問いかけです。
例えば、
- 何を得意(スキル・強み)と自覚しているのか
- 何を目標(定性・定量ゴール)として日々を過ごしているのか
- どんなことをやりたい・挑戦したいと考えているのか
といった問いを通じた、自己理解と主体性を育てるアプローチこそが、コーチングの本質です。そして、これこそが私たちの支援体制をより強固にすると考えました。NPO 法人 Red Look は、まずスタッフに対してこの考え方を組織全体の文化として根付かせ、「支援する人が支援される」状態を本格的に目指します。
自分軸を育む組織開発の取り組み方
「自分軸」を育む組織開発の具体的な取り組みとして、ここでは NPO 法人 Red Look が実践する具体的なステップをご紹介します。
1. 自己理解のプロセスを重視する
当法人が目指す「挑戦する組織」の基盤は、前述の『自分軸』の確立にあります。
メンバーの 1 人ひとりが、自身の『価値観、目標、感情』が一致した状態、すなわち『自分軸』を明確にし、「自分の強み・価値観・理想の働き方」を見つめ直す場を設けます。
具体的には、社内でのコーチングセッションや自己分析シートなどを通して、自分の“軸”を明確化する機会を、NPO 法人設立時から設けています。例えば、先月から始まったインターンでは、インターン生にはまず 1 週目で自己分析シートを記入してもらいます。自己を見つめ直すことから始め、自身の強みやスキル、やりたいことをスタッフと共有することが、最初の 1 週目の重要なステップとなります。
「あなたは何をしたい人ですか?」
「あなたの強み・スキルは、どんな社会課題に貢献できると思いますか?」
こうした問いを繰り返す中で、メンバーは“与えられた仕事をこなす人”から、“自らの想いで動く挑戦者”へと変化していくことを目指します。
2. チームとしての“共通目的”との接続
自己理解を深めた後は、それを Red Look のミッションとどう結びつけるかを明確にします。
私たちは「海外挑戦」と「スキル支援」という 2 つの社会的テーマを掲げていますが、個々の強みや興味が活きる形で関わることが重要です。例えば、
- 語学が得意な人は海外パートナー連携へ
- 教育分野に関心のある人はキャリア講座企画へ
- 海外好きなら現地企業の調査・ヒアリングへ
- デザインが得意な人は広報・発信を通じて社会と繋がる
- 配信が得意・またはやりたいなら、配信で日本・海外の魅力を伝える・繋げる役割を
NPO 法人 Red Look では、各スタッフ個人の成長と挑戦を促し、Red Look としても貢献を得られるという、組織と個人の双方にとって Win-Win となる関係性を整えています。
3. いつでもコーチングを受けられる・行う環境の構築
コーチングは入社当初で終わらせるのではなく、日々の活動の中でも継続的に取り入れていきます。
- 月 1 回のリフレクション面談(自己振り返り+次の挑戦設定)
- 社内でコーチングを受けられる体制
また、スタッフ同士でもコーチングを行うようにします。
コーチングは専門的な知識も必要ですが、最終的にはコーチ自身の生き様によって受講者を導いていく側面もあります(当社コーチ談)。自分軸を確立したスタッフ同士がコーチングを行い合うことによって、相互に新しい価値観を共有し合い、成長を促し、その知見を世界中の人々に伝えられるようにしていきます。
その結果を実行できる循環
さらに、せっかく自分軸がはっきりしても、それを活かせる環境(タスク・活動内容)がなければ意味がありません。例えば、「本当はこう思っていたけれど、実際は違った」というミスマッチはよくある話です。NPO 法人 Red Look は、営利団体ではなく社会課題を解決する NPO 法人だからこそ、スタッフ自身の希望に真摯に向き合い、彼らの取りたい方向性に最大限舵を取れるよう柔軟に動いていきます。
これらを継続することで、組織全体に「内省」「挑戦」「承認」が循環する風土が育っていきます。

Red Look の大きな強み:プロフェッショナルコーチの存在
この組織文化を支える最大の強みの一つが、既にプロフェッショナルなコーチが Red Look に在籍していることです。
在籍するコーチの一人、藤原隼人は、コミュニティ時代から 2 年半以上にわたり Red Look を支えてくれています。彼はわずか 1 年半で起業家を輩出した実績を持ち、日本と海外の両方で 10 人以上のクライアントを指導してきました。また、国内外で活動する社会起業家や若手会社員、留学生に対してのメンタリングにも携わり、「行動変容を促すパーソナルコーチング」を実践しています。
彼のコーチングは、ノーベル賞学者のダニエル・カーネマンやキャロル・S・ドウェックといった認知科学に基づいた知見を、現場ですぐに活かせるよう実践的に落とし込んでいます。「ただの精神論じゃない」、科学的な裏付けがあるからこそ、Red Look のメンバーは「学びながら成長し、成長しながら支援する」という素晴らしい循環をリアルに体験できています。
そして、このような実績を持つコーチングのプロフェッショナルが組織にいることで、Red Look のスタッフはより深いレベルでコーチングを学び、実践できるようになります。Red Look は、単なる“支援団体”ではなく、プロコーチの知見を内包した成長型組織として進化を続けています。
Red Look のコーチングを提供するオンライン講座
Red Look では、団体内だけでなく、外部の方々にもこのコーチング文化を広げるべく、現在「海外挑戦 × 自分軸発見」オンライン講座を開講中です。海外挑戦だけでなく、自分軸発見の講座もあります(まずは無料相談をご利用ください)
この講座では、実際に海外経験豊富なコーチが、受講者と 1 対 1 で対話を行い、以下のステップまでをサポートします。
【サポート内容】
- 自分の強みの発見
- 海外キャリア設計
- 数年先の目標に向けた具体的なアクションプラン
現実的な行動計画づくり挑戦を目指す方にとって、“自分を深く理解し、一歩踏み出す”ための伴走型プログラムです。
Red Look のコーチングは、単なるスキル習得に留まらず、「自分の人生を自分で描く力」を育てることを重視しています。
興味のある方は、公式サイトや説明会ページからお申し込みいただけます。この取り組みを通じて、私たちは「支援する組織」から「挑戦する社会」へと、活動の輪を広げてまいります。
また、現在はコーチング単体のセッションだけでなく、「Red Path Light Plan」講座も提供しています。本講座は、海外キャリアを築くための英語コーチ、海外キャリアコーチ、パーソナルコーチ(自分軸を明確にするコーチング)という 3 方面から支援するものです。詳細についてはこちらをご覧ください。
※Red Path は現在、提供を終了しています。次の一歩のご相談は無料相談へどうぞ。

Red Path Light Plan
【結びに】これからの Red Look の展望
私たちは、「支援する組織」から「挑戦する組織」へと進化を遂げようとしています。
今後の展望として、まずは相模原市・町田市での海外挑戦者の増加と支援を通じた地域活性化に取り組みます。同時に、オンラインを通じて、日本人の海外挑戦および外国人の日本就職支援を行なっている全国の行政・企業・教育機関・市民の皆様からのヒアリングに基づく課題解決や、海外に関する事柄を学ぶ機会の提供などを積極的に行なっていきます。インターン、定期的な勉強会(朝活を予定)も取り入れてまいります。
その基盤として、まずは内部(組織)においてコーチングを徹底し、スタッフが自分自身の可能性を信じ、他者の挑戦を力強く支える。この連鎖こそが、社会全体に挑戦の火を灯していくと信じています。
“挑戦する組織は、まず内側から挑戦する。”
Red Look は、この理念のもと、これからも一人ひとりの「自分軸」と「スキル」を尊重し、世界とつながる挑戦者たちと共に歩み続けます。
執筆:NPO 法人 Red Look 組織開発チーム
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NPO法人 Red Look
日本人と外国人が対等に集まり、語学・交流・キャリアを通じて互いに成長できる第3の居場所(サードプレイス)をつくる、神奈川県相模原市のNPO法人です。
Red Look について