活動報告

【開催レポート】相模原グローバル・フューチャー・セッション2026|行政・企業・大学・市民で考えた多文化共生

2026年9月6日、相模原市の後援でユニコムプラザさがみはらにて開催。行政・企業・大学・市民の4つの立場から登壇いただき、グループで「相模原を国際的に盛り上げる具体策」を話し合いました。ワークショップで出た声を立場別にまとめます。

文:Eric(赤見悠太郎)NPO法人 Red Look 理事長公開:
目次

2026年9月6日(日)、NPO法人 Red Look は「相模原グローバル・フューチャー・セッション2026」を、ユニコムプラザさがみはら(セミナールーム1)で開催しました。相模原市の後援をいただき、行政・企業・大学・市民という4つの立場の方にご登壇いただいたうえで、参加者がグループに分かれて「相模原を国際的に盛り上げる具体策」を話し合いました。

ご登壇・ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。この記事では、当日の内容と、ワークショップで出た声を立場別にまとめます。

開催概要

項目内容
日時2026年9月6日(日)14:00〜16:00
会場ユニコムプラザさがみはら セミナールーム1
主催NPO法人 Red Look
後援相模原市
参加費無料

会場入口のホワイトボード。「相模原グローバルフューチャーセッション2026」「当日参加OK」「Walk-in welcomed」と書かれ、チラシが貼られている 会場入口の案内。当日参加も受け付けました

4つの立場からのインプット

前半は、4名の方に、それぞれの現場で見えていることをお話しいただきました。

  • 行政:「第3次さがみはら国際プラン」(相模原市国際課 職員の方)
  • 企業:「外国人と働いて見える課題」(株式会社Winkle 成田 杜寿 様)
  • 大学:「留学生が地域と接点を持てない理由」(青山学院大学 准教授 森 幸穂 様)
  • 市民:「国際交流の現場で動く実体験」(さがみはら国際交流ラウンジ 通訳翻訳部会 部長 森 エリコ 様)

相模原市国際課の方が、マイクを持って「第3次さがみはら国際プラン」について話している 行政:相模原市国際課の方による「第3次さがみはら国際プラン」

株式会社Winkle の成田様が、異文化間の認識のズレについてスライドを使って話している 企業:株式会社Winkle 成田 杜寿 様

青山学院大学の森 幸穂 准教授が、留学生と地域の交流活動の例をスライドで紹介している 大学:青山学院大学 准教授 森 幸穂 様

さがみはら国際交流ラウンジの森 エリコ様が、マイクの前で自身の経験を話している 市民:さがみはら国際交流ラウンジ 通訳翻訳部会 部長 森 エリコ 様

ワークショップで出た声

後半は、立場の違う人が混ざったグループで話し合いました。参加者の記入シートを、立場別に要約します(個人名は載せていません)。

立場の違う参加者がテーブルを囲み、グループで話し合っている 行政・企業・大学・市民が混ざったグループでのディスカッション

企業に関わる声

  • 外国人社員が、職場の外で孤独・孤立を感じているのではないかという懸念が、複数の参加者から挙がりました
  • 日本語が十分でない人材を社内で教えようとすると、教える側の社員が先に疲弊してしまう。フォローの隙間が一度できると、修復が難しい
  • 「ここまで言ったら失礼かもしれない」という遠慮が、かえって説明不足につながる
  • 受け入れる日本側にも、経営者の思いと現場の思いの両方を理解し合う意識が必要
  • 「来たい人」ではなく「来てほしい人」を、企業側が明確にして伝えることが大切
  • 「仕事で使う日本語」と「生活の日本語」の両方が必要
  • 国際交流イベントへの協賛や、多言語の生活情報の発信で、企業が地域の多文化共生に貢献できる余地が大きい

行政・教育機関・市民からの声

  • 行政:やさしい日本語での生活情報、国際交流ラウンジの生活ガイダンスの周知、自治会との連携(個人情報の壁)、学術都市・米軍基地という相模原ならではの特性
  • 教育機関:学習目的が多様になっていること、アニメ・マンガをきっかけにした交流、学生どうしの国際交流がまだ少ないこと
  • 市民:あいさつから始まる交流、子どもがつなぐ地域、定期的に開催することの大切さ、「やさしさ」とは相手が求めていることを考えること

まとめ:「共存」と「共生」の両方を

主催の Red Look のスタッフが、マイクを持って参加者に話している 主催の NPO法人 Red Look から

当日の議論を通して見えてきたのは、ルールを守り合う「共存」と、お互いの背景を理解し合う「共生」の、両方が必要だということでした。

特に、外国人の側だけでなく、受け入れる日本人の側にも、国際的な経験や対等に出会う場が必要だという声が多く聞かれました。Red Look は、日本人と外国人が職場や学校の外で対等に出会える第3の居場所(サードプレイス)を、これからも相模原と渋谷でつくっていきます。

ワークショップの意見は報告書にまとめました。企業・団体の方で、社員の方の交流の場づくりや、地域での取り組みに関心のある方は、企業・団体の方へのページからご相談ください。

次の対面イベント

Red Look は、渋谷と相模原で、日本人と外国人が少人数で話す言語交換・交流イベントを開いています。日程は Meetup で告知しています。くわしくは対面イベントのページをご覧ください。

グループディスカッションの様子(音声なし・13秒)

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日本人と外国人が少人数で話す、言語交換・交流イベントです。基本無料で、一人でも参加しやすい形にしています。

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Eric(赤見悠太郎)

NPO法人 Red Look 理事長

カナダ・ドイツ・日本で国際コミュニティを立ち上げ、運営してきました。2025年に NPO法人 Red Look を設立し、理事長を務めています。

Red Look について

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